なんか、なんかどうすればいいかわからないよ………（；＿；）
なんだろう、これから先アーサーの勇気があるけれど破天荒な振る舞いをするたびにオズがあれだけ取り乱して狼狽してしまうの痛ましいよ
そして「アーサーが大いなる厄災との戦いのなかで石になる」と知ってしまっているのつらいよ 圧倒的で怖いものなしのオズさまが震えながら過ごさなくてはならないの心底しんどい
人間だけでなく、生きものの命には限りがあって、アーサーも例外ではなくいつかは死が彼にも訪れるのはオズさまにだってわかっているのに、離れ離れになっただけでもダメなのにアーサーが死んでしまったらオズさまはどうなってしまうのよ……
二千年生きてきたのに、たかだか情緒が芽生えて十数年のオズさまにとって、「おまえが大切にしてきたあの子は死ぬことがわかっています。そして運命は変えれません」って伝えるのはまだ右も左もわからない子どもの前で生きものを惨殺するくらいの惨さない？ 赤子には酷ではありませんか？
そしてこの狼狽して憔悴するオズさまを見てたら無性に泣けてくるのは、最強で完璧で誰もが恐れているオズさまはもうその最強であるからには戻れないんだな、ってわかってしまったから。失うことを恐れる姿に畏れられていた面影は微塵もなくて、強くて当たり前で、強さを求められていた彼に、「弱くても大丈夫だよ」って誰も教えられていないのに弱くなってしまったオズさまを見てたら泣けてくる。
その弱さは愛おしくて尊いものなんだけど、オズさまにとっては暴力的なのがかなしくてどうしようもなくてつらい。たぶん、オーエンにも同じ気持ちを抱いている。
そして、例え彼らに「弱くても大丈夫」だと教えてくれるひとが現れたとしても、北の魔法使いである彼らがその弱さに耐えられないかもしれない、受け入れられないかもしれない。って想像すると、オズさまやオーエンが幸せに生きるためにはどうすればいいのか。本当はひとの温もりなんて知らずに生きていたほうが幸せだったんじゃないか……。って考えちゃうけど、これもうオタクのエゴですからオタクのエゴ嫌すぎて泣いた。一生泣けてくる。
2部 6章 2話は犬バラ！犬バラ！犬バラ犬バラ犬バラ！！くらいの勢いできたから衝撃がやばかったです。
あとフィガロ！フィガロね。なんか、今更だけどフィガロってほんとうに北の傲慢な考え方が好きじゃないんだね。
オズさまが最善と思ったとはいえ無闇に力で解決しようとしたり、双子先生が賢者くんに対して相手を対等に扱っていない甘やかし方をしたりするのにうんざりしてるのは北の魔法使いに生き方に辟易としてるからで、でもフィガロは生粋の北の魔法使いだから北の魔法使いのような傲慢な考え方や生き方しかできないんだ。
フィガロのこと、生きづらい😢生きづらい😢😢とは思っていたけれど、想像の5億倍生きづらいよ。
でもさ、最悪！って思ってるのに北まほの考えが理解できちゃうのも嫌なんだろうな。フィガロがひとに愛されたがるのって自分のこと好きになれないからなんだろうな、つらいね。そう考えるとアーサーやファウストみたいに真っ直ぐ生きられる人間のこと眩しく感じるんだろうね。
ファウスト先生、フィガロのこと引っ叩いてでも救ってやってくれないかな。〝憐れみは、蔑みだ〟という言葉に対してNo！と言えないんだよ。そう、可哀想だねって言われたときに同情や心配だけでなく、自分よりも下のものに対するなにかが生まれてしまうのは仕方ないことだから。プライドで生きてるフィガロには難しいよ。でもほかの生き方も形だけじゃなくって根本から受けいられるといいんじゃないかな、フィガロはファウストにそれを期待してるんじゃないかなって思うね。わかんねえけど……。なんか………なんか、いろいろ言ったけどね、幸せって難しいよ泣の気持ちがつよいです。
今後どんどん難しい問題が出てきて、誰々が悪い！って白黒つけれるような問題ばかりじゃなくって彼らがそのたびに悩んで悩んで間違えてしまったと後悔するたびに心臓ギュウギュウになってしまうんですね、わたし達。魔法使いもわたし達もどうなっちゃうんだ。不安。
でもラスティカとの最後の会話でだいぶ救われた。彼の紡ぐ言葉って気取ってないのに洒落てて空虚じゃなくて素直に受け入れられるのすごい。まじで総理大臣とかなってほしい。彼独特の世界の見方をしていて、世界はまだまだ美しいもので溢れてるんだなって気付かされる。希望で胸いっぱいになる。1.5部のクロエちゃんとオーエンの気持ちになる。いつもありがとう。キービジュの5人が"指揮者"に向いてるとわかり、この5人がそれぞれの国の🧙♂️達を指揮するときが来る………けどそれってもう確実に戦闘での指揮じゃん。ちょこっと2部の最初の冒頭に繋がるんかな〜って思った。でもラスティカもね、まだ全然出てないことばかりですからね…怖いです。
次回も楽しみです。
