これだよ🌷
前巻で優里ちゃんが妊娠したところで終わったから絶望してたんだけど、すぐに戻ってよかった……(;_;)いや全然状況変わらないんだけど………。でも妊娠状態の女子高生ってマジでなんの言い逃れもできないくらい考えうる限り最悪だから……、本当に……………。
わたしは優里ちゃんの優しさに愛おしさを感じているけれど、毅然とした態度も好きなんだよね。誰にどう止められても自分の決めたこと、青野くんを追いかけ続けることを貫き通す優里ちゃん美しいから大好き。人目を気にせずに一心不乱に駆け出して、屋上の青野くんを見つける優里ちゃんってお姫さまの姿をしてるけど王子さまだな。
死んじゃった青野くんに触りたいから自殺しようとしていた優里ちゃんがようやく青野くんの触れ合うことができたの、タイトル回収で嬉しい。状況は全くよくないことを踏まえつつ、美しいから………。
優里ちゃんが青野くんを産んだって表現ほんとうに………。簡単に言ってくれるけど本当に壮絶な一文。これだけで厭さが伝わってくる。好きな男の産むってすごい………厭すぎる………(;_;)言語化できないんですが………すみません。そしてこれはこの話の展開が嫌だという反論でもなんでもなく、好きな男の子産まされる女子高生の女の子の気持ちを想像して厭すぎると言ってるだけです。個人の感想です😢
椎名うみ先生のポエム?全部大好きだけれど〝わたしの命に縛られて青野くんは前よりずっと自由になったみたい〟の表現特に好き
望んでもないものを与えられた青野くんに対する尊重が感じられて好き
青野くんと優里ちゃんが踊るシーン、わたしがこの青野くんという作品に求めてる青野くんと優里ちゃんのぎこちなイチャイチャᯒᯎ″幸福カップル成分がたくさん詰まってて最高すぎる。わたしはこの成分を求めてこの作品を読み始めたの思い出してた。好きだ………………( ᵒ̴̶̷̥́ _ᵒ̴̶̷̣̥̀ )
今回の表紙にもなった花が咲き乱れる公園でワルツを踊る2人大好き👫今まででいちばん好きかもしれない。(椎名うみ先生の描く表紙はどれも素晴らしいけれど)
すごく幸福で柔らかくてあたたかいのにお互いがこの幸せな時間は本来あってはならないものだって分かった上で謳歌してるのめちゃめちゃいい………。青野くんの、椎名うみ先生の表現の大好きなところ。負の面があるからといって、正の面は失われず、逆もまた然りだから生きていくのは苦しい………。
翠ちゃんの行動、本当にリアルである厭な身内の女のムーブの解像度が高くて本当に最悪。家族であるとはいえ、他人の部屋を探ったり、ゴミを漁ったり、嫌がっても写真渡り続けたり………。いつも翠ちゃんへの優里ちゃんの怒りの熱が、必死さが伝わってきてここの部分でも毎回泣きそうになるんだけど(この必死さは優里ちゃんが自分の尊厳を守って生きていくために奮い立たせているものだから)、優里ちゃんが翠ちゃんの言動を紐解いていくことでようやく理解しようともしていなかった翠ちゃんの輪郭が掴めた。
青野瞳のことをもしかしたらこうなっていたかもしれない優里ちゃんの姿だと思っていたけれど、それって翠ちゃんのことだったんだな。
〝 殴ったら相手が自分と同じ気持ちになって、同じ気持ちになると孤独が癒される。〟
ってさ〜………。DVを理解しようとしなければできない考えだから本当に椎名うみ先生は凄い。DVへの理解は肯定や許容では全くないけれど、それらを否定するにはまず歩み寄りから行わなければならなくて、それってとてつもないことだから凄いなと思った。
そこからのさ、羞しくて惨めな思いをしてたのは翠ちゃんだって優里ちゃんが言った後に、優里ちゃんは翠ちゃんに今までの分を言い返すこともできただろうけれど。そうではなくて、あなたからもらったものはわたしのものではないから返すってさ………、ねー………。精いっぱいの優里ちゃんからの威嚇だったんだろうけれど、翠ちゃんとのアレコレにケリをつけるのにこれ以上ない幕引きだなと思う。何も解決していないし、翠ちゃんの行動が100変わるとは到底思えないけれど、これから先優里ちゃんは翠ちゃんから暴力を受けることはあっても惨めな気持ちにはならないんだろうなと、それに絶対屈さないだろうなと思って美しいと感じた。何回美しいっていうんだろうわたし。
😭😭😭😭 でも翠ちゃんのとの攻防の末に強いね優里ちゃんはって青野くんに言われた返しが〝でももう強くなりたくないね〟〝強くなる時はいつも痛いから〟なの大大大好きなところ………。突拍子のない姉の行動も癇癪も怒鳴られるのも全部ほんとうは以前と変わらずに怖いけれど、自分や自分の大切なものを守るために強くなることを強いられているだけで誰かに言い返したり戦うことはずっと痛くて………(;_;)この苦しみも抱えたままなの忘れたくないね。
自分の能力をちょっと誇りに思うようになった希美ちゃんが自分のせいで青野くんと優里ちゃんの契約が成立したことをいつか知りそうで怖い。というか、人の上に立つ人間だという感覚が芽生え始めてるのもちょっと怖い。
藤本って何回脳破壊されればええんや………😭
優里ちゃんと青野くんがほぼセックスしてたのも1脳破壊。
自分と青野くんの憑依もセックス扱いなのかで2脳破壊。
自分と青野くんの憑依がセックス扱いになることに嫉妬する優里ちゃん(気になる女の子)で3脳破壊(そっちに嫉妬するんかよ)。
優里ちゃんの態度が気に入らなくて反射で嫌い!って言った自分に優里ちゃんが好きと言ってくるところで4脳破壊……(最後の嫌いは自分に対してだと思います)
※脳破壊って気軽に書いちゃったけど強い言葉なのであまり使わないほうがよいと思います。セルフ校閲。
優里ちゃんが大好きな青野くんに対して前のめりで積極的になるところ可愛いんだけど、青野くんは優里ちゃんの積極性にタジタジになりつつ、エッチじゃないところエッチだって分かってるのに触り出したり、背中もやめて言われたけどもっかい触っちゃったりするところ男子高校生だな〜って感じする。藤本が青野くんのことスケベだぞって言ってたのすごく分かります。
もうすぐで終わりなのかな。どうなるんだろう。青野くんと優里ちゃんは………。わたしは青野くんという作品を通して、椎名うみ先生の描く物語や感性を味わうのがとても好きだったから終わりは悲しいけれど、2人の行く末は見届けたいので楽しみです。